坂井地区医師会 会長 坂井健志
令和3年を迎えて
明けましておめでとうございます。
このホームページをご覧の皆様にはご健勝のこととお慶び申し上げます。
昨年1月に始まった新型コロナウイルス感染症(COVID19)はパンデミック
となり、日本でも昨年3-4月の第1波から昨年末の第3波へと拡大をつづけ
て、我々の生活や様々な社会活動に多大な影響を及ぼしております。この
COVD19は若年者には軽症または無症状の人が多いのですが、高齢者では重症
化する率が高く、必然的に死亡率も高くなっております。我々介護事業所は多
くの高齢者とかかわる業務であり、利用者の感染には最も気を遣うところであ
ります。全国的にみても介護施設でのクラスターが多発しており、昨年の欧州
での死亡率が高かったのも多くは介護施設での感染死亡が多かったためと云わ
れております。
本年3月末からは65歳以上の高齢者に対し新型コロナウイルスワクチンの
接種が始まる計画です。これにより重症化は幾分防げるのではないかと推察さ
れますが、一般市民のワクチン接種が終わって感染が収束し、今まで通り高齢
者と接することが出来るようになるにはまだまだ時間がかかることでしょう。
当ケアセンターでは本年(2021)1月1日より、霞の郷訪問看護事業所を閉
鎖し、業務を坂井地区医師会訪問看護事業所に移管しました。従来の霞の郷事
業所はサテライト化し、ご利用者様には今までのスタッフが引き続き訪問をさ
せていただきます。この統合(サテライト化)によって業務の効率化をはかり
24時間対応などのサービスの充実とスタッフの働きやすさを求めてまいりま
す。また統括管理者も交代し、今まで以上に医師会会員及び地域住民の皆様の
お役に立てるよう努力していきたいと思います。
今後も感染対策を徹底し、スタッフの健康と利用者様及びご家族様の安全に
努めていきたいと思いますのでよろしくお願いいたしまして、新年のご挨拶
といたします。